「東京スペレオクラブ」の設立について
【設立方針】
急峻な山の斜面を登り見つけ出した洞窟。入ってみるとそこには、
永遠の時を刻む暗闇の空間が存在していた。我々は探検方針を定め、
信頼をおく仲間達と心のザイルを結び合い、洞窟の奥へ奥へと歩を進めた・・・・・・・・・・
我々はこれまで、ケイビング(洞窟探検)を通じ、
誰も足を踏み入れたことの無い場所に自分の足跡を残す、
或いは困難な洞窟探検を実行するといった己の探検心を満たす心の「躍動感」や、
純白な鍾乳石や芸術的な溶食形態を見たときに包みこまれる「至福な感動」、
また、困難・苦難を供にする仲間達との「連帯感(きずな)」などを得てきました。
そしてそのためには、ケイビングに係る知識、経験の蓄積及び技術の向上に努めてきました。
我々はここに、「東京スペレオクラブ」を設立し、我々の求めるケイビングを、
すなわち、「躍動感」、「至福な感動」、「連帯感(きずな)」
などを至上のものとしてケイビング(洞窟探検)活動を行っていこうと決意しました。
東京スペレオクラブは、老若男女、経験の有無を問わず、ケイビング(洞窟探検)
に興味がある者誰もが集う場であり、その活動を通じて結果として意義のあること
(もの)を残す、外に開かれたクラブでありたいと考えています。
そして東京スペレオクラブは、クラブの本拠地である東京から、
日本をリードするケイビングクラブにならんことを望んでいます。
【活動の目的】
我々は、洞窟に関することを学術的に探求し、
ケイビングの技術の向上とケイビングの普及を図るために、
洞窟の発見、探検、調査に係る活動を行い、
またケイビングを広く一般に普及しケイバーを育成する活動を実施することを目的とします。
【具体的な活動】
上記活動の目的を達成するために、洞窟の発見、探検、調査、保護活動を行うとともに、
ケイビングの普及活動を行います。設立以後に行っている主な活動は以下の通り。
- 岩手県住田町における洞窟総合調査
- 1-2ヶ月に一度の体験ケイビング
- 「日本洞窟学会第27回大会 ケイブフェスティバルin岩泉」のバックアップ
- 内間木洞調査委員会が行う岩手県内間木洞調査への協力
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