ケイビングを始めたい、興味を持った時、洞窟に行ってケイビングをやろうと思ってもどうやって始めたら良いのか、
何処に行けばよいのか判らないのではないかと思います。
日本洞窟学会の洞窟探検情報に、
「洞窟を探検するために必要な技術や心構え」がありますが、そこに書かれているように、
洞窟に入るということは、経験者の同伴なしには大変厳しいものです。
もちろん誰でも容易に入れる簡単で短い洞窟もありますが、
実際に洞窟の中に入るまでは、簡単な洞窟なのか、難しい危険な洞窟なのか、
あるいは場所によっては危険な洞窟なのかはわかりません。 大きな洞窟になればなるほど、危険な箇所が増えますが難易度が増しますが、 十分な洞窟探検の経験を持つ人=ケイバーは、そうした様々な状況に臨機応変に対処し、 危険を容易に避けることができますが、初心者や未経験者では失敗することがあります。 これまでにも、未経験者だけや初心者だけのグループによる事故が数多くあります。例に示すと
ではどうすれば安全にケイビングが楽しめるか?。その答えは、いくつかあります。 下記に示しますが、下段になるほどより探検的な性格が強まり様々な洞窟に行けますが、 好きな時に気軽に参加できなくなる傾向があります。
観光洞の探検コースに行く観光洞の中には、より探検気分を味わえるようなコースを設定しているところがあります。 本来の観光コースを外れ、岩と肌が触れるような狭いところを通ったり、 コンクリで固められた通路以外のところを歩いたりするものです。中には、濡れるところもあります。 これらは予約なしで行っても入れる所が多いです。あぶくま洞、入水鍾乳洞、景清洞、秋芳洞、 球泉洞などに設定があったはずですが、営業時期が限定されていることもあります。各自でご確認ください。アウトドア会社や自治体が行うケイビングツアーに参加するいくつかの会社や自治体が、ケイビングツアーを行っています。事前予約が必要で、また 観光洞の探検コースに比べより探検気分が味わえます。 当然、衣服が汚れることも覚悟しなければなりませんが、たいていの場合はレンタルが行われています。ツアーを行っているのはモンベル・アウトドア・チャレンジ、アウトドアサポートシステム(ODSS)の会社と、 岩泉町営の氷渡探検洞等で数は少ないです。また入洞できる洞窟は限られていたり、 洞窟探検を趣味でおこなっている人が案内するわけでないので、 洞窟内での行動範囲も限られます。けれども、まったく初めての人には十分な内容でしょう。 時々行われるケイビング・イベントに参加する日本洞窟学会やいくつかのケイビング団体と自治体などが共同して行う、 ケイビングフェスティバルなどのイベントがおこなわれることがあります。 実施主体によって内容は異なりますが、 たいていの場合は初心者向けのコースがあり、誰でも気楽に参加できます。 また生物などの専門分野のコースが用意されることもあり、 虫や鉱物、古生物など特定分野に興味がある人には最適です。 詳しくは日本洞窟学会のサイトへ。 日本洞窟学会では年に一回のフェスティバルがあります。 また日本洞窟学会のイベントカレンダーに、 その他の団体が行うケイビングイベントが掲載されることがあります。ケイビングクラブが行う体験ケイビングに参加する日本の各地域にはケイビングクラブがあります。それらの多くは、未経験者や初心者を受け入れたり、 新入会員の募集を兼ね体験ケイビングと称して、ビジターを洞窟へ案内することがあります。 毎月のように行うところもあるし、年に一度というところもあります。 そうした団体と連絡をとってケイビングを始めることができます。ちなみに東京スペレオクラブでは、以前は体験ケイビングを開催していましたが、現在は開催しておりません。 ケイビングクラブに入会する日本の各地域にあるケイビングクラブに入会することができます。 多くの社会人ケイビングクラブは未経験者や初心者の新入会員を受け入れています。 体験ケイビングでは、年間に限られた回数や人数しか洞窟へ案内することはできませんが、 ケイビングクラブに入会すれば、その会が催している様々な企画や調査、 探検などに随時参加し、ケイビングを行うことができます。 また当然ながら、同時に新入会員に対する、ケイビングの指導も行っているはずです。 そうした団体と連絡をとってケイビングを始めることができます。もちろん東京スペレオクラブも随時会員を募集していますし、入会希望者に対して 体験ケイビングなども随時実施しています。 詳しくは、 会員募集についてのページをご覧下さい。 |